
CUBICとSPIはともに適性検査の一種ですが、主な違いとしては5つあります。
今回はCUBICを日本トップクラスに熟知しているCUBICマスターの私ケイタが、CUBICとSPIの違い5つをわかりやすく解説していきいます。
※CUBICの詳細は「CUBIC適性検査・WEBテストとは?どんなテスト内容?スマホで受検可能?時間は15分?20分?」にもまとめています。
ちなみにですが、出題される問題の難易度はほぼ同じです(後ほどほど詳しく解説します)
CUBIC・SPIを受検予定の人はぜひ参考にしてください。
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CUBICとSPIの違い5つまとめ!難易度はほぼ同じです!
CUBICとSPIの主な違いは以下の5つです。
- 導入社数
- 出題科目
- 試験時間
- 性格検査
- 販売されている問題集
それぞれについて詳しく解説していきます。
1:導入社数
SPIは適性検査市場の中でシェアNo.1を獲得しており、導入社数は15,000社を超えています。
それに対して、CUBICの導入社数は約5,000社です。
なので、就職活動(就活)中の学生や転職活動中の社会人にとっては、CUBICよりもSPIの方が受検機会が多いでしょう。
もちろんですが、CUBICとSPIの他にも適性検査は数多くあります。
SPIの次に導入社数が多いと言われているのは玉手箱です。
玉手箱は日本エス・エイチ・エル株式会社が開発・企業に販売している適性検査です。
以下の例題のように、難易度が高い問題も出題されるので、対策は必須です。
【玉手箱の例題】
A店〜E店の10月における営業利益の実績を以下の表にまとめている。
A店 | B店 | C店 | D店 | E店 | |
---|---|---|---|---|---|
営業利益の目標[万円] | 820 | 720 | 774 | 846 | 750 |
営業利益の実績[万円] | 730 | 620 | 695 | 768 | ? |
社員数[人] | 16 | 15 | 24 | 18 | 20 |
E店の営業利益の実績はいくらと推測できるか。
- 602万円
- 617万円
- 654万円
- 692万円
- 703万円
【解答&解説】
営業利益の実績が620→695→730→768と小さいものから順に、その店の営業利益の目標が同じ順番で大きくなっています。
よって、E店の営業利益の実績はB店の623万円とC店の685万円の間であることがわかります。
それに該当するのは654万円・・・(答)のみです。
※玉手箱について詳しく知りたい人は「玉手箱完全攻略サイト」をご覧ください。
もう1つ有名な適性検査としてはTG-WEBがあります。TG-WEBは最も難しい適性検査と言われています。
以下の例題のように、かなり難易度が高い問題も出題されるのが特徴です。
【TG-WEBの例題】
「傍目八目」の意味として適切なものはどれか。
- 当事者よりも第三者の方が物事の成り行きを見通しやすい。
- 自分のことは自分でしか分からない。
- 大きな物事を成し遂げるには、辛抱が大事である。
- 見かけに騙されてはいけない。
- 物事はやってみなければ分からない。
【解答&解説】
正解は1・・・(答)です。
例文は以下です。
プロジェクトが行き詰まっていたので、第三者に意見を求めたら傍目八目で良いアイデアをもらえた。
※TG-WEBについて詳しく知りたい人は「TG-WEBのすべてがわかるサイト」をご覧ください。
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2:出題科目
CUBICでは言語・数理・論理・図形・英語・性格検査の6科目が用意されています。
SPIでは言語・非言語・英語・構造把握・性格検査の5科目が用意されています。
CUBICの数理=SPIの非言語と考えて問題ありません。
CUBIC・SPIともに、企業によって出題される科目は異なります。
多くの企業はCUBICの場合だと言語・数理・性格検査の3科目、SPIの場合だと言語・非言語・性格検査の3科目を採用しています。
CUBICとSPIで出題される問題の難易度に大差はありませんし、問題の形式が似ているものもあります。
本記事ではCUBICの言語・非言語とSPIの言語・非言語の問題を比較しておきます。
【CUBICの言語の例題】
以下の文章の空欄部分に、最も適切なものはどれか。
あの人はテレビに出たので、近所で【 】が売れている。
- 知恵
- 舌
- 頭
- 目
- 顔
- 足
【解答&解説】
正解は5・・・(答)です。
「顔が売れる」は世間の人によく知られて、有名になることです。
【SPIの言語の例題】
太字の語と最も近い意味で使われているものを1〜5の中から1つ選びなさい。
相手に先制される
- 彼は焦っているように感じられる
- 蚊に刺される
- この肉は食べられる
- お客様が先に帰られる
- 親友のことが思い出される
【解答&解説】
正解は2・・・(答)です。
「相手に先制される」の「れる」は受身を表す助動詞です。
1=自発の用法、3=可能の用法、4=尊敬の用法、5=自発の用法となります。
【CUBICの数理の例題】
ある食塩水は濃度が7%で質量が200gである。この食塩水の濃度を2%にするには、何gの水を混ぜればよいか。
- 200g
- 300g
- 400g
- 500g
- 600g
- 700g
【解答&解説】
正解は4・・・(答)です。
濃度7%の食塩水200gに含まれる食塩の質量は200×7%=200×0.07=14[g]です。
A[g]の水を混ぜるとすると、14/(200+A)× 100=2という方程式が立てられます。
14/(200+A)× 100=2
⇔ 1400=2(200+A)
⇔ 1400=400+2A
⇔ 2A=100
より、A=500[g]となります。
【SPIの非言語の例題】
10で割ると4余り、7で割ると6余る自然数のうち、最も小さい数はいくつか。
【解答&解説】
10で割ると4余る自然数は14、24、34、44、54、64・・・です。
この中で、「7で割ると6余る自然数」は34・・・(答)が最小となります。
3:試験時間
CUBICで用意されている6科目の試験時間は以下の通りです。
科目 | 試験時間 |
---|---|
言語 | 4〜10分 |
数理 | 15〜40分 |
論理 | 15〜40分 |
図形 | 5〜15分 |
英語 | 10〜15分 |
性格 | 30分〜制限時間なし |
一方で、SPIで用意されている5科目の試験時間は以下の通りです。
※SPIにはテストセンター、WEBテスティング、インハウスCBT、ペーパーテストの4つの受検方式があります。それぞれの詳細は「SPIはなんの略?様々な受検方式やSPI-G、SPI-U、SPI-Nとは?」をご覧ください。
科目 | テストセンター | WEBテスティング | インハウスCBT | ペーパーテスト |
---|---|---|---|---|
言語 | 約15分 | 約15分 | 約15分 | 30分 |
非言語 | 約20分 | 約20分 | 約20分 | 40分 |
英語 | 20分 | 出題されない | 出題されない | 30分 |
構造把握 | 20分 | 出題されない | 出題されない | 出題されない |
性格検査 | 約35分 | 30分 | 30分 | 40分 |
CUBICの方がSPIよりも試験時間が短いですが、1問あたりにかけられる時間にそこまで大差はありません。
4:性格検査
CUBICの性格検査は
- 社会性
- 性格
- 意欲・欲求
- 関心領域
の4つの側面から受検者の適性を診断します。
それぞれの概要は以下の通りです。
項目 | 診断内容 |
---|---|
社会性 | 業務遂行のために必要な社会性 |
性格 | 性格の特徴 |
意欲・欲求 | どんな欲求が強いか |
関心領域 | どんな分野への関心が強いか |
※CUBICの性格検査の詳細は「CUBIC適性検査の性格診断・個人特性分析とは?問題付き!対策はできる?結果のサンプルも!」をご覧ください。
それに対して、SPIの性格検査では以下3つの項目が診断されます。
- 組織適応性
- 性格特徴
- 職務適応性
それぞれの詳細は「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」で解説しているので、気になる人はぜひご覧ください。
5:販売されている問題集
本記事を執筆している2025年現在で販売されているCUBICの問題集(対策本)は講談社から出版されている『これが本当のWebテストだ!3』のみです。料金は税込1,650円です。

しかし、『これが本当のWebテストだ!3』はCUBICの対策に特化した問題集(対策本)ではないのでご注意ください。
本の中ではCUBICの他にも
- SPI(WEBテスティング)
- TAP
- TAL
を取り扱っています。
CUBICのパートはP195〜270となっており、全体のページ数の約22%を占めています。
※詳しくは「CUBIC適性検査の問題集・対策本は1冊だけ!対策アプリは1つもありません!」をご覧ください。
それに対して、SPIの問題集はたくさん販売されています。少なく見積もっても10冊以上は販売されています。

なので、問題集を使っての勉強・対策はCUBICよりもSPIの方がやりやすいでしょう。
CUBICの対策方法については「CUBIC適性検査の対策方法・勉強方法を科目別に解説!10時間の勉強で通過する極秘裏ワザとは?」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はCUBICとSPIの違いについて解説しました。
CUBICとSPIの問題難易度はほとんど同じなので、CUBICを受検予定の人はSPIの対策を入念に行なっておくと良いでしょう。